
スマートフォンとパソコンを連携して活用する方法
スマートフォンとパソコンを連携して使用することで、仕事の作業効率も格段に上がります。スマートフォン内のデータをパソコンで表示したり、インターネットで検索した内容をスマートフォンとパソコンの両方で確認したり、メッセージアプリのLINE(ライン)のトーク内容をスマートフォンとパソコンの両方で確認することができれば、会社内にいる場合や社外にいる場合にもデータ管理をスムーズに行うことができるようになります。
まずは、スマートフォン内のデータをパソコンでも表示するための方法を見ていきましょう。
スマートフォンとパソコン間でのファイルのやりとりにおいては、
(1)USBケーブルで接続してデータ移動
(2)USBメモリを接続してデータ移動
(3)ブルートゥースを接続してデータ移動
(4)Wi-Fi経由でデータ移動
の方法があります。
上記以外の方法には、OneDriveやGoogle Drive、Dropboxなどのクラウドサービスを使用する方法があります。クラウドサービスを使用する場合には、スマートフォンの画面内の操作だけで、パソコンでもデータを閲覧できるように設定することができるので、USBケーブルを接続したり、ブルートゥースを設定する手間がなく、大変便利です。機密性が高く、クラウドサービスを使用するのが困難な場合には、上記の(1)から(4)の方法をおすすめしますが、クラウドサービスを使用しても問題無い場合には、クラウドサービスのフォルダ内にデータを移動することで、スマートフォンとパソコンの両方で同期することができ、閲覧可能となります。
次に、インターネットで検索した内容をスマートフォンとパソコンの両方で確認する方法を見ていきましょう。スマートフォンとパソコンでインターネットを閲覧するブラウザを同じにして、同じアカウントでログインすることで、お気に入りやパスワードを同期することができます。ウィンドウズ10のブラウザ「エッジ」の連携機能では、読みかけのページをサムネイル画像付きで一時保存できる「リーディングリスト」があります。スマートフォンとパソコンを同じマイクロソフトアカウントで設定しておくことで、会社でも出張先でも閲覧したいページをすぐに表示することができます。また、スマートフォンのアプリ「エッジ」には、パソコンに即座に送信できるボタンも用意されています。また、2018年4月のエイプリルアップデートで追加された「タイムライン」では、過去の作業履歴をサムネイル画像で表示し、いつでも作業を再開できるようになりました。スマートフォンのアプリ「エッジ」を使用すると、スマートフォンの閲覧履歴もパソコンのタイムライン上に表示されるので、大変便利です。
上記方法を使用するには、次の設定をスマートフォン側に行ってください。
アンドロイド、iOSの両方のOSに対応しています。
- スマートフォンアプリ「エッジ」をインストールします。
- パソコンと同じマイクロソフトアカウントにてログインします。
- メニューボタンからユーザー名をタップし、「スマートフォンとPCの間でWebサイトのパスワードを記憶する」をONにします。
- メニューボタンをタップした後に表示される「設定」をタップし、「プライバシー」をタップします。
- 「閲覧履歴をMicrosoftと共有する」をオンにします。
- パソコン側のMicrosoft Edgeからもスマートフォンと同じマイクロソフトアカウントでログインします。
- 以上で、スマートフォンとパソコンでリーディングリスト、お気に入りを共有することができます。
次に、メッセージアプリのLINE(ライン)のトーク内容をスマートフォンとパソコンの両方で確認する方法をご紹介します。お客様からの問い合わせやサポートをメッセージアプリのLINEやfacebookページ、スカイプ等で行っている方も多くなってきました。特に、利用者の多いLINEでは、パソコン上でメッセージのやり取りができたり、新着メッセージの確認ができると、スマートフォンを確認する手間が省け、パソコンで作業をしている時にも大変便利です。
設定の方法は、下記の通りです。
- パソコン版LINEをインストールします。
- LINEで登録済みのIDとパスワードでログインします。
- 画面上の「QRコードログインタブ」をクリックします。
- スマートフォンでQRコードを読み取ります。
- ログインボタンをクリックすると、パソコン画面上でLINEを利用できます。
ウィンドウズ版のLINEでは、ウィンドウズのアクションセンターと連携し、自分宛ての新着メッセージを通知領域にポップアップ表示してくれるので、大変便利です。また、メッセージのやりとりで使用するトーク内で写真を送信するときは、パソコン内の写真ファイルを表示するウィンドウからトーク画面内に写真をドラッグするだけで、写真を送ることもでき、操作の面でも使いやすくなってきました。
以上のように、スマートフォンとパソコンを連携して使用することで、会社内や出張先の場所を問わず、仕事の効率を良くする機能が増えてきているので、上手に活用していきましょう。
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