
使用しないパソコンの廃棄方法とは?
パソコン本体のOSやソフトウェアのバージョンアップ等で、パソコンを買い替えた後、以前のパソコンは倉庫に保管したままという方もいるのではないでしょうか。倉庫に保管しているパソコンを処分する場合には、パソコン内のデータの削除だけでなく、正しくリサイクルするための申請も必要になるので、正しく廃棄処分しましょう。
パソコンのリサイクルには、下記のような方法があります。
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みんなのメダルプロジェクト
東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会が実施しているプロジェクトです。廃棄するパソコンや小型家電を回収して再資源化した金・銀・銅を使ってオリンピックとパラリンピックで授与されるメダルを約5000個作成する方針で2019年春頃まで実施されます。廃棄処分する場合には、処分するパソコンをみんなのメダルプロジェクトに参加する自治体に持ち込むか、リネットジャパンのウェブサイトから申し込みます。
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メーカーへの申込
廃棄処分するパソコンのメーカーウェブサイトから申し込むと、自宅に「エコゆうパック伝票」が届きます。パソコンを梱包した箱や袋に「エコゆうパック伝票」を貼り付け、郵便局に持ち込むか、集荷を依頼します。2003年10月以降の機種の場合にはPCリサイクルマークが付いているので無料で廃棄処分できますが、それ以前の場合にはPCリサイクルマークが付いておらず、リサイクル料金が有料となります。回収の手続きは、メーカーウェブサイトか電話で申し込みます。デスクトップパソコンの場合、ディスプレイとパソコン本体が異なるメーカーの場合には別々に申し込む必要があります。
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家電量販店への持ち込み
量販店の専用窓口に直接持ち込み、受付時に渡される承諾書に必要事項を記入すれば、簡単に手続きを行うことができます。ノートパソコン、デスクトップパソコン、液晶一体型の場合でPCリサイクルマークが付いていれば無料処分になりますが、液晶ディスプレイの有料になります。量販店によって状況が変わりますので、事前に確認してから持ち込んで廃棄しましょう。
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自治体への持ち込み
申し込みなどの手続きが不要で、役場や公民館などに設置された小型家電の回収ボックスに投入するだけでノートパソコンを処分することができます。ただし、すべての自治体が実施しているわけではないので、自分の住む地域の実施状況をウェブサイト「小型家電リサイクル回収ポータルサイト」http://kogatakaden.env.go.jp/ を使って調べてください。専用ボックスのある施設の住所や投入口のサイズなどの具体的な情報を得ることができます。
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リネットジャパンへの申込
引き取り型のリネットジャパンを利用するには、ウェブサイトから廃棄するパソコン台数、住所、回収希望日などの必要事項を入力し、翌日から2週間以内の回収日を選びます。3辺の合計が140cm以下の段ボール箱にパソコンを入れて梱包し、スペースに余裕があれば周辺機器などの小型家電を入れることもできます。宅配回収料金は通常1500円ですが、「みんなのメダルプロジェクト」の期間は無料で利用できます。
上記方法で使わなくなったパソコンを廃棄処分することができますが、廃棄する前に
パソコン本体のデータが漏洩しないようにデータを抹消する必要があります。ごみ箱を空にしたり、リカバリーしても、復元される恐れがあるので、各メーカーの抹消ソフトウェアを使用しましょう。
国内の主要メーカーの場合は、下記のような抹消ソフトウェアが付属している場合が多くあります。
■富士通:ハードディスクデータ抹消
■東芝:ハードディスク上の全データの消去(リカバリー中の操作)
■NEC:ハードディスクのデータ抹消ツール
■SONY:VAIOデータ消去ツール
メーカーの付属ソフトウェアが無い場合には、市販のデータ抹消ソフトウェアを使用します。インストールしなくても起動できるので、ほとんどのパソコンで使用できます。
データ抹消ソフトウェアを使用しない場合には、ハードディスク本体に電動ドリルで穴をあけたり、基板のコネクタ部分を破壊する方法もあります。パソコン内部のデータは外部に流出しないように対処していきましょう。パソコンスクールシースリーでは、パソコン廃棄やパソコン内のデータ抹消サポートも行っておりますので、ご相談ください。
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